キックボクサーの引退後は?

キックボクサーの引退後をご紹介します。

超トップクラスのキックボクサーであればファイトマネーは高額になりますが、そうでない選手のファイトマネーはなかなか厳しいものがあります。

 

ですので、アルバイトをしながら試合をする選手が多いです。

ただ、このアルバイトが曲者で、「自分が格闘技で食べていけるかどうか」の判断がつきにくくなります。

アルバイトとファイトマネーで生活ができてしまうと「格闘技で食べていけている」と錯覚を起こしてしまう選手もいます。

ですから、体の続く限り競技を続けてしまい、気が付くと30代という選手もいます。

30代になると、一般企業への就職や転職の難易度が上がります。

独立・起業は危険・・・

引退後にスポーツジムなどを開業する人もいますが、現実はそのほとんどがうまくいきません。

格闘家としては優秀であっても、経営者としては初心者です。

経営がうまくいかず廃業に追い込まれたり、借金で返済が厳しくなり自己破産する人もいます。

経営は甘くありません。

詳しくは『起業したい元アスリートやスポーツ選手へ』を読んでみてください。

 

また、セカンドキャリアのためにスポーツ系や健康系の「資格」をとる選手もいますが、

これも意味がありません。

特に民間資格で「食える資格」はほとんどありません。

民間資格のほとんどは「資格を作った協会を儲けさせるためのもの」ですので、

資格取得の費用を払って終わりというケースが多いです。

 

また、国家資格も「食える」とは言っていません。

柔道整復師や鍼灸師も3年間専門学校に通わなければいけませんので、その学費も必要ですし、

その後接骨院や整骨院で働いても年収の上限があります。

 

「スポーツトレーナー」を目指す人もいますが、

日本では「スポーツトレーナー」の仕事があいまいで、あまり需要が多くありません。

日本ではスポーツトレーナー・パーソナルトレーナーは「食える仕事」ではありません。

※食えているのはごく一部のトップトレーナーだけです。

 

資格をとるのも慎重になる必要があります。

有名キックボクサーの引退後をご紹介

魔裟斗さんの引退後

元キックボクサーの魔裟斗さんの引退後です。

魔裟斗さんと言えば大晦日を思い出す人も多いでしょう。

日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者で、日本中を興奮させてくれました。

山本KIDさんとの一戦も印象的でしたね。

 

現役時代の戦績は、

  • 総試合数64
  • 勝ち55
  • そのうち、KO勝ち25
  • 敗け6
  • 引き分け3

と、素晴らしい戦績を残されています。

 

2009年に現役を引退されています。

引退後は、タレント、俳優、スポーツ解説者として活躍されています。

テレビ番組「劇的ビフォーアフター」に出演していますね。

とても元アスリートとは思えない活躍をされていたのが印象的です。

今後の活躍も楽しみな人ですね。

武蔵さんの引退後

武蔵さんは元空手家・キックボクサーです。

K-1での活躍が印象的でしたね。

日本人選手の中でも群を抜いて強かったです。

大晦日を思い出す人も多いのではないでしょうか。

 

プロキックボクシング戦績は、

  • 総試合数:84
  • 勝ち:49
  • KO勝ち:19
  • 敗け:29
  • 引き分け:5
  • 無効試合:1

という素晴らしい成績です。

 

2010年に現役を引退しています。

現役を引退後は俳優やタレントとしても活躍。

テレビで見る機会もありますよね。

 

ビジネス面では、2009年に弟のTOMOと格闘家のプロモーションをする「株式会社パウンドフォーパウンド」を設立しています。

タレントと実業家として、引退後のセカンドキャリアを歩んでいらっしゃいます。

キックボクサーの引退後の就職・転職の注意点

「いままでキックボクシングしかやってきませんでした」という方が1人でやみくもに転職活動をしてもうまくいきません。

元キックボクサーと企業の『つなぎ役』に相談すると失敗がなくなります。

 

元キックボクサーを含め、「アスリート向けの就職・転職の相談窓口」があるため、そうしたところに相談すると良いでしょう。

「自分に合う企業」を紹介してもらえますし、スムーズにセカンドキャリアを始めることができます。

 

実は「元アスリートを採用したい」という企業は増えています。

20代の若者が「すぐに会社を辞めてしまう」という現代、アスリートは「根性がある」「粘り強い」と注目している企業が増えています。

ただ、そういった企業をどう探せばいいかが問題です。

ネットの求人情報を見てもそうした企業かどうかを判断できません。

 

アスリート向けの就職・転職の相談窓口」は、そうした企業を紹介してくれるため有効です。

元アスリートのインタビューサイト

元アスリートの引退後のインタビューサイト」があり、とても参考になりますので見てみてください。