スポーツクライミング選手の引退後は?
スポーツクライミング選手の引退後をご紹介します。
スポーツクライミングがオリンピック正式種目に選ばれましたね。
次回東京オリンピックが楽しみです。
ボルダリングをはじめ、スポーツクライミングは人気のスポーツですが、「スポーツクライミングで食べていく」のは中々難しいのが現実です。
ちなみに、スポーツクライミング・ボルダリングをビジネスでやるには、場所が必要であり、ある程度高い天井がある場所となると、場所の経費が高めになります。
また、最近人気のボルダリングですが、あと何年この人気が続くかはわかりません。
※永遠に続くということはありません。
ボルダリング・クライミングができるところで働いている人もいますが、給料があまり高くないことや、年齢と共に続けられなくなる人が多く、職業としてはかなり難易度は高めです。
多くのスポーツクライミングの選手は、一般企業に勤めたり、アルバイトなどで生計を立てている人が多いです。
公務員の人もいます。
いずれにせよ、「スポーツクライミングで食っている」というわけではありません。
大会が近づけばトレーニングの割合は多くなりますし、ご自身で時間のやりくりをしているのが現実です。
スポンサーがつくのは稀です。
引退後は・・・
活躍した選手も、そうでない選手も引退がやってきます。
多くの選手は、今まで勤めていた企業で社業に専念したり、引退を機に転職します。
今までスポーツクライミングに打ち込んできた選手が、突然社会人中心で働くのはやはりギャップがあります。
高校や大学を卒業後に社会人として打ち込んできた人と、仕事とスポーツの両立をしてきた人とでは、仕事の能力に差がでます。
年齢も20代後半~30代になってから社会人として頑張るというのは、現実的には辛い部分があります。
実際に転職活動がうまくいかない元選手もたくさんいます。
スポーツクライミング選手の就職・転職事情
ただ、実際に人材が欲しい企業側はどうかというと、「元アスリート」に注目しています。
近年、新卒で入ってきた新入社員や、20代の社員が簡単に会社を辞める時代に入っています。
「ブラックだ」「自分に合わない」など、すぐに会社を辞めてしまいます。
企業は人を採用するのにもコストをかけているため、簡単に辞められてしまうと大きな損害です。
なぜ企業が「元アスリート」に注目するかというと、元アスリートは、「根性がある」「最後までやり切る」「あきらめない」「粘り強い」などのイメージが企業側にあるからです。
ですので、積極的に元アスリートを採用したいという企業が存在するのも現実です。
こうした企業と元アスリートがスムーズに出会うことができれば、元アスリートのセカンドキャリアはうまくスタートできます。
ただ、元アスリートがこうした企業を探し出すのが難しいです。
例えば、ネットの求人情報を見ても、あれは正確には「求人広告」ですから当然良いことしか書いてありません。
また、どの企業が自分に合うのか、どの企業が元アスリートを積極的に採用しているのかがわかりません。
ハローワークはもっとわかりません。
企業情報が多すぎて、自分で選ぶのは困難です。
また、ハローワークは別名「無料人材紹介」とも言い、人材が欲しい企業側が無料で求人票をハローワークに出すことができます。
そうなると、資金力のない企業の求人票も混ざってしまいます。
事実、ハローワークの求人で転職した人が「求人情報と話が違う・・・」ということでトラブルになっているケースが多いです。
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