競艇選手・ボートレーサーの引退後は？
競艇選手・ボートレーサーの引退後をご紹介します。
競艇選手の平均年収は約1600万円と言われています。
成績によって上位からA1、A2、B1、B2の4クラスに分けられており、クラスが上になるほどグレードの高いレースに出場できます。
レースへの出場回数も多くなり、その分年収も高くなります。
ランクによる平均年収は、
- A1ランク：平均年収3400万円
- A2ランク：平均年収1900万円
- B1ランク：平均年収1100万円
- B2ランク：平均年収500万円
となっています。
ボートレーサーの競技寿命は長く、55歳くらいまで現役を続けることもできます。
※もちろん選手によりますが。
引退後は・・・
多額を稼いでいる選手であれば、現役中から何かビジネスを始めたりする人もいて、引退後はそのビジネスに専念するというケースもあります。
ただ、それはビジネスに投資できる金額をボートレースで稼いでいる人だけです。
また、長年選手をしていると退職金と年金がもらえるため、長年トップレベルでやってきた人は、正直お金にあまり困りません。
20代～30代前半で早くに引退した選手は、退職金や年金が少なく、引退後も働かなければいけません。
若ければ、まだ別業界に転職できる可能性があります。
今までボートレースに打ち込んできた選手が、突然社会人中心で働くのはやはりギャップがあります。
高校や大学を卒業後に社会人として打ち込んできた人と、競技に集中してきた人とでは、当然仕事の能力に差がでます。
年齢も20代後半～30代になってから一般の社会人として頑張るというのは、現実的には辛い部分があります。
実際に転職活動がうまくいかない元選手もたくさんいます。
競艇選手の就職・転職事情
ただ、実際に人材が欲しい企業側はどうかというと、「元アスリート」に注目しています。
近年、新卒で入ってきた新入社員や、20代の社員が簡単に会社を辞める時代に入っています。
「ブラックだ」「自分に合わない」など、すぐに会社を辞めてしまいます。
企業は人を採用するのにもコストをかけているため、簡単に辞められてしまうと大きな損害です。
なぜ企業が「元アスリート」に注目するかというと、元アスリートは、「根性がある」「最後までやり切る」「あきらめない」「粘り強い」などのイメージが企業側にあるからです。
ですので、積極的に元アスリートを採用したいという企業が存在するのも現実です。
こうした企業と元アスリートがスムーズに出会うことができれば、元アスリートのセカンドキャリアはうまくスタートできます。
ただ、元アスリートがこうした企業を探し出すのが難しいです。
例えば、ネットの求人情報を見ても、あれは正確には「求人広告」ですから当然良いことしか書いてありません。
また、どの企業が自分に合うのか、どの企業が元アスリートを積極的に採用しているのかがわかりません。
ハローワークはもっとわかりません。
企業情報が多すぎて、自分で選ぶのは困難です。
また、ハローワークは別名「無料人材紹介」とも言い、人材が欲しい企業側が無料で求人票をハローワークに出すことができます。
そうなると、資金力のない企業の求人票も混ざってしまいます。
事実、ハローワークの求人で転職した人が「求人情報と話が違う・・・」ということでトラブルになっているケースが多いです。
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