テニス選手の引退後は？
テニス選手の引退後をご紹介します。
テニスは比較的激しいスポーツであることもあり、競技寿命は短めです。
20代後半くらいで引退するテニス選手も多いです。
プロテニスプレイヤーとして活躍できる期間も限られています。
幸い、テニス人口は多いため、引退後はテニスのインストラクターなどの仕事は需要がありますが、問題は「あまり稼げない」ということです。
なかなかテニスインストラクターだけで、長年家族を養える収入を稼ぎ続けることは難しいです。
ケガをしたら失業になってしまいます。
また、テニスインストラクターの数は多いため、人気を維持することも大変です。
ちなみに、有名テニス選手の引退後をご紹介
伊達公子さんの引退後
日本の女子テニスでもっとも有名な選手ですね。
シングルスではベスト4まで勝ち上がっています。
1996年に一度引退していますが、2008年に現役復帰しています。
一度引退して10年以上のブランクから復帰した選手はとても珍しいですよね。
復帰した理由は「若い選手に刺激を与えたいから」ということです。
そのときに「クルム」という本名も加えてプロ登録しています。
そして、2017年に2回目の引退。
まだ引退して間もないため、引退後の情報はあまりありません。
ですが、引退後も新たなステージでまたご活躍されることでしょう。
松岡修造さんの引退後
今や、テレビで松岡修造さんを見ない日はないと言っても過言ではないでしょう。
1995年ウィンブルドン選手権男子シングルスで日本人男子として62年振りにグランドスラムベスト8に進出した人物ですが、引退後も素晴らしいご活躍をされています。
1998年に元テレビ東京アナウンサーの田口惠美子と結婚して、30歳を前に現役を引退しました。
引退後はジャパン・オープン・テニス選手権のトーナメントアドバイザーとして大会運営に携わり、後継者育成のための指導を行っています。
錦織圭選手が松岡修造さんに教わったのはあまりにも有名ですね。
テレビの仕事では、スポーツコメンテーターとしても活動しています。
テニスに限らず、スポーツ全般のコメンテーターとして活躍しています。
また、2004年にはドラマにも出演し、俳優としても活躍しています。
その後はバラエティ番組のレポーターなど、活躍の場がどんどん広がり、特にCMでの出演数は、元アスリートの中では群を抜いています。
とても好感度がありますものね。
「松岡修造さんを見ていると元気が出る」という人も多いのではないでしょうか。
日本を代表する人気者という感じがします。
2012年には日本テニス協会強化副本部長にも就任しています。
トップ選手以外の引退後
伊達公子さんや松岡修造さんのようなトップ選手は、引退後もテニスに関わる仕事をすることもできますが、それはごく一部です。
なかなか引退後にテニスに関わる仕事をすることは難しいものです。
テニス選手の引退後の就職・転職の注意点
ほとんどの選手はテニス引退後に、テニスと関係ない一般企業に就職します。
ただ、10代のころからテニス漬けの生活をしてきた選手が、突然一般企業で働くというのはそんなに甘いものではありません。
年齢が若ければまだ対応できますが、30代を超えてからの一般企業の仕事は最初は大変です。
また、自分より年齢が若い人の部下になることもあるでしょうし、プライドの高い方はプライドが傷つくかもしれません。
ワードやエクセル、電話応対、名刺交換のやり方、敬語・尊敬語・謙譲語も１から勉強しなければならない人もいます。
一般企業で働く前に、そうしたビジネス研修を受けてから就職することも大切です。
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