スキー選手の引退後は?

スキー選手の引退後をご紹介します。

スキー選手の競技環境は過酷なものです。

メディアで取り上げられるような有名なオリンピック選手でも、収入はかなり少なく、アルバイトをしながら競技を続けている人もいます。

スポンサーがついたりすれば良いですが、それも一時のことです。

30代前半くらいまでが競技寿命です。

 

引退後はスキーのインストラクターなどの仕事をする人もいますが、正直、それだけで家族を養えるほどの収入は稼げません。

「スキーで食べていく」というのは甘くないのです。

 

セカンドキャリアとして、何か資格を取得する人もいますが、資格をとっても年収が上がるわけではありません。

有名スキー選手の引退後をご紹介

有名なスキー選手の引退後もご紹介します。

有名選手はどのようなセカンドキャリアを歩んでいるのでしょうか?

原田雅彦さんの引退後

原田雅彦さんは元スキージャンプの選手です。

現役時代の戦績は、

「オリンピック」

  • 1994年 ラージヒル団体 銀メダル
  • 1998年 ラージヒル個人 銅メダル
  • 1998年 ラージヒル団体 金メダル

「ノルディックスキー世界選手権」

  • 1993年 ファールン ノーマルヒル個人 金メダル
  • 1997年 トロンハイム ノーマルヒル個人 銀メダル
  • 1997年 トロンハイム ラージヒル団体 銀メダル
  • 1997年 トロンハイム ラージヒル個人 金メダル
  • 1999年 ラムサウ ラージヒル団体 銀メダル
  • 1999年 ラムサウ ノーマルヒル個人 銅メダル

と驚異的な成績です。

 

メダルを9個獲得しているのは日本人最多です。

特に、長野オリンピックでの金メダルは印象的でしたよね。

現役時代~引退後も雪印乳業の社員として仕事をしています。

2006年に現役を引退しています。

 

現役引退後は、雪印メグミルクスキー部のコーチに就任。

その後2014年からは監督に就任しています。

スキージャンプ解説者としても活躍されています。

また、2015年には全日本スキー連盟理事にも就任しています。

船木和喜さんの引退後

船木和喜さんは元スキージャンプの選手です。

現役時代の戦績は、

「オリンピック」

  • 1998年 長野 団体ラージヒル 金メダル
  • 1998年 長野 個人ラージヒル 金メダル
  • 1998年 長野 個人ノーマルヒル 銀メダル

「ノルディックスキー世界選手権」

  • 1997年 トロンハイム 団体ラージヒル 銀メダル
  • 1999年 ラムソー 個人ノーマルヒル 金メダル
  • 1999年 ラムソー 団体ラージヒル 銀メダル
  • 2003年 ヴァル・ディ・フィエンメ 団体ラージヒル 銀メダル

「スキーフライング世界選手権」

  • 1998年 個人 金メダル

「スキージャンプ週間」

  • 1994~95年 総合成績 銀メダル
  • 1997~98年 総合成績 金メダル

「スキージャンプ・ワールドカップ」

  • 1996~97年 シーズン総合成績 銅メダル
  • 1997~98年 シーズン総合成績 銀メダル

という素晴らしい成績です。

特に、長野オリンピックでの金メダルは印象的ですよね。

 

2008年に「えにし」という食品卸売会社を設立して、各地の物産展で餃子・コロッケ・ドーナツ・余市町産のりんごを使用したアップルパイなどを販売するビジネスをされています。

また、2010年に観光庁よりスポーツ観光マイスターに任命されました。

2013年には、北海道ハイテクノロジー専門学校から独立した北海道メディカル・スポーツ専門学校の副校長に就任しています。

岡部孝信さんの引退後

岡部孝信さんは元スキージャンプの選手です。

現役時代の主な戦績をご紹介します。

「オリンピック」

  • 1994年 リレハンメル ラージヒル団体 銀メダル
  • 1998年 長野 ラージヒル団体 金メダル

「ノルディックスキー世界選手権」

  • 1995年 サンダーベイ ノーマルヒル個人 金メダル
  • 1995年 サンダーベイ ラージヒル団体 銅メダル
  • 1997年 トロンハイム ラージヒル団体 銀メダル
  • 2007年 札幌 ラージヒル団体 銅メダル
  • 2009年 リベレツ ラージヒル団体 銅メダル

となっています。

特に、1998年の長野五輪の金メダルが印象的ですよね。

現役時代、素晴らしい成績を収めています。

 

2014年に現役を引退しています。

現役引退後は、雪印メグミルクスキー部のコーチを務めています。

スキー選手の引退後の就職・転職の注意点

現実的には、ほどんどの選手がスキーと全く関係ない一般企業に就職します。

スキー器具のメーカーなども選択肢の1つですが、あまりスキーにこだわらず広く選択肢を持つことも大切です。

 

スキーを引退した後は、『アスリート専門の就職・転職の相談窓口』に相談してください。

 

近年は働き手が減少している「人不足」の時代です。

大手の企業でも人を欲しがっています。

ところが、近年の若者は我慢が弱く、すぐに会社を辞めてしまう人もいます。

そんな中注目されているのが「アスリート」なのです。

「スポーツ」という、結果がすべての厳しい環境で何年もやってきた人を企業は欲しがります。

「アスリート=粘り強い、根性がある」と思っているのです。

 

働きたい元選手と、そうした元選手がほしい企業はいるのですが、ミスマッチも多いです。

企業といってもどの企業でも良いというわけではありませんよね。

自分に合う企業に出会わなければ転職を繰り返してしまい、どんどん厳しくなります。

 

元選手と企業の『つなぎ役』に相談すると失敗がなくなります。

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