レーサーの引退後は?
レーサーの引退後をご紹介します。
レーサーにはF1、F2、F3、バイクなど各モータースポーツがあります。
例えば、F1の有名レーサーともなると、年間に数十億円を稼いでいます。
レースの賞金+スポンサー収入となると、かなり高額になります。
ただし、もちろんそうしたレーサーはごくごく一握りです。
小さいレースだと賞金は数十万円程度で、年間に多くの勝ちを重ねないとレーサーは稼げません。
有名レーサーでなければスポンサー契約は難しいです。
また、モータースポーツのレーサーの競技寿命は短いです。
40代まで現役を続けられるレーサーは少ないです。
チームから解雇されてしまうと引退に追い込まれるレーサーが多いです。
レーサーは片手間にできる仕事ではありませんので、引退したレーサーは何か仕事を探さなければなりません。
例えば、引退後にチーム内で仕事をさせてもらったり、サーキットで働く元レーサーもいます、
ですが、引退後にその仕事だけで定年まで働くのは難しく、現実的には一般企業に転職する元レーサーが多いです。
レーサー引退後に起業する人もいるが、ほとんどは就職
現役時代に多額を稼いでいたレーサーであれば、現役中から何かビジネスを始めるレーサーもいます。
レーサー引退後はそのビジネスに専念するというケースもあります。
ただ、それはビジネスに投資できる金額を現役レーサーで稼いでいる人だけです。
そのため、引退したレーサーの中には、モータースポーツと一切関係ない一般企業にサラリーマンとして就職・転職する人もいます。
ですが、今までレーサーだけに打ち込んできた人が、引退後に社会人として働くのはやはり難易度が高いです。
特に、最終学歴が高卒で、35歳を超えてしまい、社会人経験がない引退したレーサーは、転職活動に苦労します。
転職の世界には「35歳の壁」というものがあり、引退したレーサーでなくても、35歳を超えてしまうと転職は難しくなります。
そのため、レーサー引退後に一般企業に転職活動をしても、なかなか採用されない人も多いです。
また、採用されても仕事の内容が今までのレーサーとあまりに違いすぎて、ついていくことができない人もいます。
今、レーサーだけでなく「スポーツ選手の引退後のセカンドキャリア」が問題視されています。
余談ですが、海外のアスリートは現役中から引退後のセカンドキャリアの準備をしている選手が多いです。
大学を卒業しておいたり、弁護士の資格を取得しておいたり、教員免許を取得しておいたり、不動産投資をしておいたりと、現役中から引退後のセカンドキャリアの生活の準備をしています。
日本では「競技に集中すること」が美徳とされている部分が大きく、「ハングリー精神、もう後がないというプレッシャーが良い結果を生み出す」という考え方があります。
たしかにわかる部分もありますが、アスリートやプロスポーツ選手・レーサーであれば、いずれ引退することは現役中からわかっているわけですから、競技やスポーツ業界全体で「引退後のセカンドキャリア」について、もっと危機感を持って選手育成にあたることが課題と言われています。
引退後のレーサーの就職・転職事情
引退したレーサーの就職や転職活動は難航するケースが多いですが、事実、引退したレーサーを採用している企業はあります。
問題は、引退したレーサーと、引退したレーサーを採用したい企業のマッチングがうまくいっていないことです。
引退したレーサーが転職活動をする方法は、
- ハローワークに行く
- 求人サイトに登録して求人情報をメールで受け取る
- 大手転職エージェントに登録する
- 知り合いから仕事を紹介してもらう
などが代表的です。
ただし、これらの方法は「引退したレーサー」という特徴を全く活かせない転職活動の方法です。
決して悪いとは言いませんが、上記の方法だと、一般の転職者と混ざってしまうため、引退したレーサーには不利になってしまいます。
引退したレーサーが最終学歴、保有資格、今までの職歴や実績などを一般の転職者と比較されてしまったら、勝てません。
また、上記の方法だと引退したレーサーを採用している企業がどれなのかわかりません。
引退したレーサーの転職活動はやみくもにやってもうまくいきません。
転職活動の戦略を立てることから始めましょう。
引退したレーサーの強みを知る
まずは、引退したレーサーの強みを知ることから始めます。
引退したレーサーにはあって、他の一般の転職希望者にはなくて、企業が喜ぶ武器があれば採用される確率は一気に上がります。
では、『引退したレーサーの武器』とは何でしょうか?
それは、
- 集中力
- 勝負強さ
- あきらめない力
- 目標を達成する力
- プレッシャーを乗り越える力
- チャレンジし続ける力
- 体力
です。
これらはレーサーとして必要な素質ですよね。
そして、これらの力はビジネスの世界でも活かせる力です。
上記の「引退したレーサーの武器」は、「企業が欲しい人材」と同じなのです。
そのため、採用面接のときは、
『私はプロのレーサーとして闘ってきたことで、集中力、勝負強さ、あきらめない力、目標を達成する力、プレッシャーを乗り越える力、チャレンジし続ける力、体力を身につけました。私はプロのレーサーとして身につけたこれらの力を御社に活かしたいと思い、御社を志望します』
というのが志望動機になります。
知っておいてほしいのは、プロレーサーやプロスポーツ選手の経験がない一般の人は、プロのレーサーやプロスポーツ選手のことを「すごい人」と思っているのです。
一般の人は「きっと、我々のような一般人が知ることができない、厳しいプレッシャーや緊張感の中でプロレーサーは闘っているんだろうな。とても俺なんかには無理無理…」と思っていることを知っておいてください。
つまり企業側が、その「すごい人」から言ってもらうと嬉しいのが上記の志望動機なのです。
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引退したレーサーの強みがわかれば、あとは「採用面接の練習」と「自分に合う企業に出会うこと」です。
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